
生徒作品・課題発表
オレンジユニオンプロジェクト


SNSなどで社会を批判することは簡単ですが、子供達が巣立つ前に自分が社会の一員である喜びも責任も味わう機会が必要だと感じます。仮想国オレンジユニオンでは、2018年辺りから子供達は、お金が無い世界を想像したり、家庭に居ながら健康管理されていて、病気の察知と進行に即対応するシステムがありました。社会の問題に関心を持ち、必要の充足や不要の淘汰を自分の得意分野で担当しています。
オレンジユニオンプロジェクト2024 テーマ「理想の学校」
仲間と模索する過程で、自分の体験談から率直な意見が出されています。日英両語と文化を体験して育つ子供達は、その分広い視野で世界を捉え繋ぐ力も可能性も高いがと思います。彼らへの対応は日米を繋ぐ役割の新しい側面かと思います。
日米の比較や批判、米国の方が生き易いという思いを経て、どこに居ても自分は自分。他者に認められずとも自分らしくという考えを受け入れて調和に向かう様です。
悩むという事は自ら問題を定義し改善に向ったり、他に迎合せず自分を確立出来る時期かと思います。全くそういった視点に着目しない生徒さんもいますので、「悩み」をテーマに皆で話し合う機会を作りました。以前は「自分のゴミではないものは拾いません。」という考えの生徒もいましたが、目の前のゴミを社会の出来事だと置き換えると、自分に関係無いという発想は起きないと子供達が結論付けました。日本語学習そのものに限らず、ご家庭での会話の内容など、お母様方の考え方が大きく子供達の成長に反映されますので、時々討論会にお母様方も参加して頂き、お母様方の意識も高めて親子でレベルアップに繋げています。
生徒さんが主役、言語がツールになる、子供達にとって実感あるテーマで、子供達の開花に工夫を凝らし進化させたいと思います。
「なんでもこうかんにっき」
「文字のない絵本」で創作する私の物語
感染症でオンラインを余儀なくされていたZoom 授業時代は我々に新たな道を開いてくれました。「なんでも交換日記」や「文字の無い絵本に添える私の物語」等、読み返しても楽しいオンラインブックの様になりました。
群読の魅力・北原白秋『祭り』「スイミー」

日本と言えばお祭り、いなせな鉢巻き姿で日本を体に刻む全員参加の迫力を楽しむ群読です。2023年は小学国語2年生の教科書から「スイミー」でした。深い物語です。
年齢差の大きい仲間でも、一堂に会して一つの作品を読む。中には舞台俳優を思わせる仲間が、作品の黒一点のスイミーの如く、思いがけず皆を引っ張るリーダーになり一つの大きなウネリを作った感動がありました。呼吸を合わせる全体力も学びました。




